健康と食生活の意識に関する一考察 : 栄養士養成コースの学生に着目して
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概要
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東京都内のK短期大学に在籍し,栄養士養成課程(食物・健康コース)とその他のコース(生活文化,生活コミュニケーション,生活心理)を専攻する女子学生を対象に,健康と食生活に関する質問紙調査を行い,以下の結果を得た。(1)全体では,自己の健康に対して「まったく問題はない」「どちらかと言えば健康である」と認識していた。(2)自己の健康を判断する指標として,対象者の多くは「標準的な体重」「体調・病気」を認識していた。(3)全体では,自己の食生活に対して「満足している」「どちらかと言えば満足している」と認識していた。(4)自己の食生活を判断する指標として,対象者の多くは食品の豊富さ」「十分な熱量」「家庭料理中心の食事」「惣菜や市販弁当などの利用」「外食の簡便性」を認識していた。(5)健康と食生活の関連では,特に「美容や体重」に敏感に反応したが,対象者の多くは「栄養のバランス」「食事量の過不足」「欠食」「サプリメント」「食品の安全性」「生活習慣病」の全ての項目に対して,健康と食生活を関連付けながら認識していた。(6)栄養士コースでは,専攻課程で習得した専門知識が健康と食生活に対する評価態度に反映し,特に2年生には深い洞察が示唆された。
- 2003-03-15
著者
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金武 由利子
川村学園女子大学
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永嶋 久美子
川村学園女子大学調理学・健康教育
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永嶋 久美子
川村短期大学生活学科食品化学
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大坂 佳保里
川村短期大学
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金武 由利子
川村短期大学
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横川 幸義
川村短期大学
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