若年女性の最大酸素摂取量に及ぼす影響と嫌気性作業閾値における至適運動強度について
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概要
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本研究は、若年女性のV^^.O_2max.やATに及ぼす影響と至適運動強度設定を目的として行った。これまでの研究で、体型や身体組成が全身性持久力の指標であるやV^^.O_2ma.に影響することは広く知られているが、本研究においても、若年女性の体型が全身性持久力に影響を確認することができた。体型には先天的要因と後天的要因が影響を及ぼしており、食生活や日常生活での身体活動量なども影響しているということが明らかとなってきている。そこで、若年女性においてはどのような生活習慣や食生活が全身持久性能力へ影響を及ぼしているのかを調査した結果、運動習慣の有無やダイエット経験の有無による影響はみられなかったが、朝食を欠食することがある者について有意に「やせ」傾向であり、間接的なV^^.O_2max.低下への影響が示唆された。また、若年女性の至適運動強度設定についても調査を行った。現在、様々な至適運動強度が設定されおり、厚生労働省においても「健康づくりの運動所要量」のなかでV^^.O_2max.や運動強度・頻度などが推奨されているが、学生である若年女性において、その運動強度が適しているのかATを用いて検討した。本研究では一般に推奨されている運動強度より、強い至適運動強度設定を示唆するものであった。しかしATは個人間のバラツキが大きく、普遍化することが難しいため、今後は個人に対応した至適運動設定を行い、さらに運動頻度設定についても検討していきたい。そして、より深く日常的身体活勤皇や基礎代謝におけるV^^.O_2max.への影響についても調査していきたい。
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