携帯電話の使用状況と栄養相談・栄養指導について
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概要
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現在、大きな社会的問題となっているのは、生活習慣病である。生活習慣病を予防、または治療するには食事療法が欠かせないものとなっている。食事指導するにも現代人は忙しく不規則な生活を送りがちで食事指導が受けにくい状態になっている。そこでIT時代といわれている今、このIT機器の携帯電話、またパソコンを使っての栄養指導・栄養相談は出来ないかと考えた。携帯電話は普及率が高く、パソコンよりも安値で購入でき、いつでもアクセスすることが出来るので、携帯電話での栄養相談や栄養指導に重点を置いて調査した。まず、携帯電話の使用状況を調査した。そして既存の栄養指導・現在行われている携帯電話やパソコンでの栄養指導を調査した。それを踏まえた上で携帯電話を用いた栄養指導を提案した。アンケート調査により、携帯電話の使用状況は所持率90%近くとほぼ全員が携帯電話を所持していることがわかった。使用する機能としてはメールを使う率が高かった。携帯電話で栄養指導・栄養相談が出来たら便利だと思うかという質問の結果は、約半数の人が便利だと答えた。そのあたりを踏まえた栄養指導の大切さなどをもう少し普及していく必要があると思れた。そして携帯電話での栄養指導としては以下に挙げるもとを提案したい。1. カメラ機能&メール送信を用いた食事指導…携帯電話のカメラ機能を用いて食事を撮影・メールにて栄養士に送信し、その結果を栄養士が栄養価計算を行い、評価・判定を患者に送信する。2. TV電話を使っての栄養指導…TV電話機能がある携帯電話を使用して直接顔を見ながら栄養相談を受ける。電話だけのものと違い顔を見て話がすることが出来る。3. プログを利用する…プログサイトに自分の食事を載せ、それを記録していく。4. JAVAを使ったソフトの開発…JAVAというプログラミングを用いて栄養価計算を行う。5.食事調査をしてくれるサイトを利用…パソコンで栄養価計算などを行ってくれる健康系のサイトを利用し、自分の食生活や運動習慣を評価・判定してもらう。以上の栄養指導方法が現実化、また普及すると人々がもっともっと栄養指導を受けやすくなり、そして健康寿命が伸び、人々が健康で元気に生活出来るのではないかと考えた。
著者
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