幼児教育における地図絵本の活用と意義 : 北海道の地域・環境認識を試みとして
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概要
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本研究は,幼児教育における地図絵本の活用と意義について,若干の検討をしようとするものである。具体的には,地図絵本の中身を例示しながら形態別で分けた。続いて,北海道を事例として,どのような地理的事象(絵)が描かれているのか,整理・比較をした。最後に,地図絵本を活用することで,保育教育活動にどのように結びつき,地域・環境認識ができるのか,検討をした。その結果,地図絵本は,主題図型と物語型に分けることができた。事例とした地図絵本では,出版社によって力点をおく地理的事象に違いがみられた。一方で,中心となる地理的事象と地名については,特定することができた。保育教育活動では,遠足との関連において,地図絵本の活用効果が高いと考えられる。また,短期的には,狭い範囲での地域・環境認識に留まるが,長期的には,上級学校においてそれへの発展性が高いと考えられる。
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