気象用高分解能ボリュームスキャニングレーダの開発と初期観測結果(通信/一般)
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概要
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集中豪雨やハリケーン,竜巻といった災害に直結する現象は時間,空間スケール共に小さく,その詳細構造は実用的かつ科学的に重要である一方,現行の気象レーダは分解能が低くこれらの現象を捉えることができない.本研究で開発した気象用Ku帯広帯域レーダは,80MHzの広帯域パルスを送受信しパルス圧縮技術を用いることで高分解能を実現しており,前述のような気象災害になりうる気象現象の検出,解析ひいては予報を目的とした地上設置型の降雨レーダである.本論文ではKu帯広帯域レーダのシステム構成,信号処理について詳説し,定点観測結果より降雨の高距離分解能観測の有用性を示した.またスパイラル観測にてF0スケールの竜巻を観測し,小スケールの現象の詳細構造を捉えることに成功した.
- 2008-09-19
著者
-
牛尾 知雄
阪大工
-
河崎 善一郎
大阪大学工学部
-
牛尾 知雄
大阪府立大学大学院工学研究科航空宇宙工学分野岡本研究室
-
吉川 栄一
大阪大学大学院工学研究科
-
家氏 策
大阪大学大学院工学研究科
-
吉川 栄一
大阪大学大学院工学研究科電気電子情報工学専攻情報通信工学部門
-
吉川 栄一
大阪大学工学研究科
-
家氏 策
大阪大学工学研究科
-
森本 健志
大阪大学工学研究科
-
牛尾 知雄
大阪大学工学研究科
-
川崎 善一郎
大阪大学工学部
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