「流通システムの変革と卸売商の業務拡張」
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概要
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わが国における卸売商は、生産者と小売業者の中間に位置することで、その存在価値を問われてきている。業種別に見れば構造変革が進展しているものの、企業としての卸売商は規模の拡張を実現する一方で、特定業種においてその存在価値を高めている実態がある。その意味では、従来の卸売商の存続意義でなく、新たな存在意義を探ることが卸売研究においては不可欠になると考えられる。そこで、卸売商に関る新たな分析視座をもとに、卸売商の戦略的活動を業務活動の視点から分析し、今日的流通システムの変革を前提とした卸売商の新かな存在意義を検討することを課題とした。既存文献や企業の事例分析から、今日的流通システムにおいて卸売商に求められる機能を実現するために、従来果たしていた機能に新たな業務を付加することで卸売商の担う機能が拡張されていることが明らかになった。
- 目白大学の論文
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