土地税制と課税の経済効果 : (1)不動産取得税
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概要
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土地税制は、土地取引および土地価格に大きな影響を与えるだけでなく、国民の生活面でも、宅地取得や資産運用に関する意思決定などにおいて、垂要な判断要因となっている。また、土地税制は、土地の「取得」、「保有」、「譲渡]のそれぞれの段階で、各々、別の税目で課税されることや、税制改正で毎年のように改正され、さらに各種特例措置などがあることから、国民にとって大変複雑でその制度の全体を把握するのが難しくなっている。土地課税の経済効果に関しても、土地税制の各税目で異なり、各々詳細に検討することが必要である。そこで本稿では、土地の「取得」段階で課税される不動産取得税について、その税制の概要を説明して、課税の経済効果について考察する。第1節で不動産取得税の概要を説明する。そして、第2節で不動産取得税の課税の経済効果について考察する。第3節では、不動産取得税の問題点について言及する。最後は、本稿のまとめである。
著者
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