阿部七五三吉の手工教育論に於ける創作概念の推移 : 石野隆との論争などから
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概要
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小論では,現在は存在しないが小学校図画工作科や中学校美術科,技術科,家庭科,高等学校芸術科工芸・美術の源流の一つであった手工教育について着目している。阿部七五三吉は明治後期から昭和初期まで手工教育の研究を行った人物である。阿部が活動した大正期の普通教育の発達は同様に手工教育にも影響した。その影響の結果,阿部の手工教育に於ける創作概念は変化している。この研究では阿部の手工教育論に於ける創作概念の推移を考察した。その結果,阿部は研究活動の初期から微妙に創作概念を変えながらも,手工教育の目的を堅持し,さらにその主張は教師中心主義からの提案であったことが分かった。
- 2008-03-27
著者
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