特別支援教育と軽度発達障がい
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概要
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ノーマライゼーション社会の実現に向けてのバリアフリー戦略の一環として、"障害"から"障がい"へと、その表記法が障がい者関係諸団体の一部から提起されてきた。その提起を受け、ICIDH(国際障害分類)からICF(国際生活機能分類)へとWHOの障がい構造モデルの発展と変容と関わって、"属性としての障がい"から"個性としての障がい"へと、その障がい観が問い直された。共感的理解とく自立と共生〉の支援を求める個性としての障がい観に基づき、LD、ADHD、アスペルガー症候群などの広汎性発達障がいといった軽度発達障がいへの理解と適切な指導を行ううえで、その特別な教育的ニーズへの配慮が必要であるといった理由からもたらされた特別支援教育の積極面とともに、その問題点も摘出した。そして、WHOのICFモデルを基にして、LD、ADHD、アスペルガー症候群といった障がい及びその子どもの問題の所在とその課題について論及した。
著者
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