放送コンテンツの授業への活用方法と評価
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概要
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写真、音声、動画像等のマルチメディア情報には、直感的に理解しやすい等の長所がある。特にテレビの放送コンテンツには、大学での講義内容の理解を助け、具体的なイメージを提示する優れた内容が含まれている。そのため小中高大学の各教育機関において様々な方法で活用されてきた。「ゆとり教育」を経験し映像世代と言われる学生達が大学の高学年に進級する現在、読み書き能力を再構築すると同時に、学習支援策としてマルチメディア教材の活用が有効であると考えられる。特に上記の放送コンテンツは、その内容が現代社会の動きに敏感に反応し、新鮮で具体的な内容であることから、社会科学系学部において極めて優れたビデオ教材としての活用が期待できる。一方、著作権法では、放送コンテンツ等の著作物の複写及び使用は、科目担当者である教師が担当する授業内でのみ使用することを条件に認められている。本稿では、著作権法の権利制限の範囲内で、放送コンテンツからビデオクリップを作成する具体的な方法を示すとともに、作成効率の向上などに対する具体的な解決方法を提案する。すなわち、授業内容との整合性を高める方法、ビデオクリップ作成効率を高めるためのビデオキャプチャ方法の提案を行う。また、ビデオクリップの利用に対する評価として学生アンケート結果を示し、今後の課題を明らかにする。
著者
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