環境辞書と環境学 : 知の隠蔽と再生産の諸相
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Currently, there are a lot of dictionaries which we can call "environmental dictionary". But very few attempts have been made at studies or investigations about environmental dictionary even in lexicography, which have mainly been focused on modern dictionaries such as OED, Webster, Koujien, and so on. Given these factors, this paper has two purposes; to position studies about environmental dictionary in the tide of lexicography, and to investigate aspects of environmental dictionary by using basic lexicographical (meta-lexicographical) approach and numeric character data. In basic lexicography, dictionary is assumed to be the description/norm of language. If so, environmental dictionary is assumed to be the description/norm of environmental studies. For this reason, environmental dictionary is good example to illustrate wide-spread and cross-disciplinary, or sometimes invisible environmental studies too. But, to put it on the other way round, environmental dictionary might be a device potentially which even conceal or reproduce the particular disciplines of environmental studies.
- 長崎大学の論文
著者
関連論文
- 「長崎学」における知の編成と「伝統の創出」 : 客観的指標に基づく外在的分析の試み
- 環境諸学と「ジャーナル共同体」 : 編集委員の構成とその変遷を手がかりとして
- 「環境学」の組成とその形成 : 「ジャーナル共同体」論を軸にして
- 非体験者にとっての継承活動の現状 : 長崎・元平和案内人への聞き取りからの考察
- マックス・フリッシュ
- 言説の政治としての編纂--あるいは作者によって隠蔽された小説『静寂からの返答』の位置
- 来た・見た・撮/録った : 質的調査における「書くこと」の諸相
- 環境辞書と環境学 : 知の隠蔽と再生産の諸相
- 一年遅れの返答--「チューリヒ文学論争」におけるデュレンマットの位置
- そろそろまた口にしてもいいだろう--「チューリヒ文学論争」における言説の政治
- コスモロジー的環境論の構想 : 非平衡システムとしての人間・社会・自然
- 反環境、あるいはエコロジーの詩学 : マクルーハン理論の再布置化に向けて(環境科学部創立10周年記念特別号)
- 忘却という癒しに抗して : 初期フリッシュと精神的国土防衛(NATION/NATIONALISMUS)
- Gegen den heilenden Segen des Vergessens: Der fruhe Frisch und die "Geistige Landesverteidigung" (特集 Nation/Nationalismus)
- 死への傾斜、あるいは期待の芸術--初期フリッシュの美学的考想
- 浮遊する一人称 : M・フリッシュの『ビンあるいはペキンへの旅』におけるフォルムとメディア
- 接続法的空間の理路--物語り療法と順列の美学の出会い
- 想い出と予感の通路--あるいは初期フリッシュにおける「可能的なもの」
- イメージ・偶像・スケッチ的なもの--M.フリッシュの『シュティラー』におけるメディアと芸術
- ほら吹きの論理--物語り行為から見たシュティラーの「手記」
- 言説環境としての日本論 : 小説『ライジング・サン』における排除/包摂の差異線をてがかりにして
- 「運命」としての実存の構造?--「順列の美学」と『伝記』改作をめぐる消息
- 既視というリアリティ--M.フリッシュの『モントーク岬』における語りの存立機制
- 可能的世界としての舞台--M・フリッシュの 『伝記』初演に至る美学的背景
- 「私」は文学によって表現できるか--マックス・フリッシュの
- あるべき生の背理 : M.フリッシュの『ホモ・ファーバー』における「ハンナ解釈」
- 国境の向こうで戦争が聞こえる--M・フリッシュの『背嚢からの紙片』におけるネーションと「私」
- 想い出と予感の通路--あるいは初期フリッシュにおける「可能的なもの」
- 戦争がまだ終わっていなかったとき : 1944年のフリッシュのテクストに見る〈海〉表象