電子診療録の国際比較

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概要

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わが国では、2001年末に公表された「保健医療分野のグランドデザイン」をうけて医療分野の理化が進められている。電子診療録については、2010年までに普及率60%という数値目標が示され、各医療機関で対応が進められている。しかしながら、その普及には課題も多い。諸外国では、オランダ、イギリスの普及率が高く、韓国、アメリカは日本より低い。わが国の電子診療録普及に向けては、諸外国の状況を把握し、日本独自の対策ならびに目際基準を視野に人れた対応が重要となるであろう。本稿では、アメリカ、韓国、イギリス、オランダの電子診療録の定義およびそれを取り巻く医療関係の法制度、今後の取り組みをまとめ、日本の現状と比較する。
東京医療保健大学の論文

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