知的障害養護学校における担任教諭と養護教諭の健康管理意識の相違に関する研究
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概要
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知的障害養護学校の健康管理の意識について2つの調査をした。1つは、県内及び近隣学校の教諭及び養護教諭350人を対象に健康状態の把握、けがや病気の対応等についての意識調査、他は、教育学部生の教育実習事前指導の授業前後の意識調査である。その結果、養護教諭が担任教諭より健康状態の把握においては、からだ全体の動き・顔色や表情等を見て行うに1%水準で有意な差が示された。健康状態を知る参考資料では、担任教諭が指導要録、養護教諭が生育歴と健康診断票に1%水準で有意な差が示された。教育学部生の学級の健康管理の必要性の授業前後で意識の差が大きかったのは、救急処置の取り扱いと知識で、授業前31.6%で授業後79.7%であった。以上のことから、子どもの健康状態の把握や健康状態を知る参考資料では、担任教諭と養護教諭の職種の専門性が明確になり、子どもの健康管理推進には、お互いの情報を共有し連携することが重要であると分析した。また教育実習事前指導で健康管理の必要性の授業は有効であると考察した。
- 新潟青陵大学・新潟青陵大学短期大学部の論文
- 2004-03-10
著者
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