在宅高齢者のQ.O.L : PGCモラールスケール・フェイススケールを用いた調査から
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概要
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QOLの向上をめざしたケアは看護の基本である。今回、ディサービスセンターでディサービスを受けている在宅高齢者の日頃の楽しみ、気持ち、センターでの満足感をPGCモラールスケール・フェイススケールを用いて調査した結果、以下のことが明らかになった。1.在宅での日頃の楽しみは、テレビ・新聞読みなど、動きの少ない一人で可能な内容であった。また基本的な日常生活行動の食事も楽しみにしていた。2.フェイススケールを使用した結果、在宅ではおおかた明るい気持ちで過ごしており、センターでサービスを受けると多くの方が明るい方へ変化した。3.PGC総得点および因子「老化に伴う態度」が年齢と有意差があり(p<.05)、年齢が高くなるほど点数が低かった。4.センターでの満足感は「利用者との交流」が68%であり、更に満足感を高める工夫が必要であることが示唆された。
著者
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