指定介護老人福祉施設における機能訓練の取り組みと今後の課題
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概要
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介護老人福祉施設のあり方は,措置制度から契約制度へと変化し,「自立支援」や「在宅復帰支援」を求められるようになってきた.そのため,福祉施設においても機能訓練が重要視されるようになってきているが,実際の取り組みについての報告は少ない.本研究においては,我々が福祉施設で実施していた機能訓練の内容を調査し,福祉施設における機能訓練のあり方や今後の課題について検討した.我々は,入所者への機能訓練で,関節可動域訓練などの身体機能への訓練やポジショニングや環境調整などを実施し,職員への指導では,移乗動作などADLの介助方法について多く助言を行った.福祉施設における機能訓練は,対象者の身体機能・精神機能の維持のためのアプローチと日常生活の動作能力の維持や改善につながる介助方法や対象者の能力を引き出すための環境調整など,多様な視点からの関わりが重要であると考えられた.
著者
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王 治文
東北文化学園大学医療部福祉学部リハビリテーション学科
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王 治文
東北文化学園大学医療福祉学部
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王 治文
東北文化学園大学医療福祉学部リハビリテーション学科
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佐々木 美智子
東北文化学園大学医療福祉学部リハビリテーション学科
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