ライフスタイルの変化と「食」の指向性が及ぼす地域の活性化
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概要
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本稿の目的は,「食」のあり様を決定する人びとのライフスタイルの変化・変容の効果と地域の活性化の関連を検討することにある。今日,「食」に関する問題は,農薬混入や食品偽装あるいは賞味期限の改ざん行為等,枚挙にいとまがない。「食」に関する問題は,経済・産業の発展に随伴する,人為的な環境の悪化によるものもあれば,企業の利潤追求に帰結する場合もある。さらには,コスト削減のために海外から食品・食材を輸入する場合も少なくない。このような問題を解決するためには,一見すると,企業経営の社会性を問題点とすれば,解決されるようにも思えるが,本稿では,企業経営の改善にのみ言及するのではなく,近年のライフスタイルの変化・変容による地域の「食」のあり様や指向性に焦点を当て考察を試みた。この視点は,企業社会の中心になる集権化した都会型ではなく,地域へ分散型化した経営に着目することで,地域経済の活性化へと発展するものと理解される。このような視点から,「食」の問題は,人びとのライフスタイルの変化によって,地域に着目することから地域の活性化につながるものといえるであろう。
- 2008-09-16
著者
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