組織の活性化モデルの試論 : 網走の中小企業を中心として
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概要
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本研究の目的は,組織の活性化モデルを検証することである。かつて筆者が実施した大企業(東京証券取引所一部上場企業)の回答者171人(N=171)の調査研究の結果によれば,説明変数である (1) マネジャーのリーダーシップ行動と (2) 心理的エンパワーメントについては,「ビジョン」,「面倒見行動」,「自己決定」そして「有能感」の4つの次元から構成されていた。また,目的変数である (3) 組織の活性化は,「人間関係の満足度」,「革新性」の2つの次元から構成されていた。本研究の目的は,この組織の活性化のモデルが,調査対象が中小企業に変わっても有効であるかどうかを検証することである。そこで,北海道網走支庁管内にある中小企業を調査対象(N=55)とし,どのような傾向を示すかという実証研究をおこなった。組織の活性化モデルの検証結果,説明変数の因子の数は,一部上場企業を調査対象の場合,4変数であったのに対して,中小企業を調査対象は,「権限委譲」という因子が追加され,5変数になった点であった。
- 2006-09-30
著者
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