弱病原力マツノザイセンチュウの前接種によるリュウキュウマツのマツ材線虫病に対する誘導抵抗性
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概要
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病原力の弱いマツノザイセンチュウ(以下線虫)の接種により,アカマツなどではマツ材線虫病に対して抵抗性が誘導される。リュウキュウマツにおいても,弱病原力線虫を接種することにより抵抗性が誘導されるかどうかを明らかにするため,成木を用いた試験を行った。弱病原力線虫(分離株名: C14-5)または蒸留水を接種し(前接種),その後,沖縄産強病原力線虫(分離株名: OK567)を接種した。その結果,蒸留水を前接種した場合と比べて弱病原力線虫を前接種すると強病原力線虫を接種しても枯れにくいこと,すなわち,リュウキュウマツにおいても弱病原力線虫により抵抗性が誘導されることを確認した。生き残った個体に対して,強病原力線虫を翌年再度接種して抵抗性の持続性も確認した。
- 日本森林学会の論文
- 2007-04-01
著者
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秋庭 満輝
独立行政法人森林総合研究所
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小坂 肇
独立行政法人森林総合研究所九州支所
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秋庭 満輝
森林総研九州
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秋庭 満輝
(独)森林総合研究所九州支所
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酒井 康子
沖縄県森林資源研究センター
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小坂 肇
(独)森林総合研究所北海道支所
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