主体性が視聴覚刺激の知覚タイミングに与える影響(一般,自律・分散・協調システム,一般)
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概要
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我々の日常生活において、柔軟で正確な運動を行うためには感覚運動統合処理が適切に行われる必要がある.その際、主観的な時間感覚や感覚刺激に対する感度は、被験者の主体性のあるなしにより変わることが先行研究より示されている.一方で、外界世界を正確に構築するためには、視覚や聴覚の情報を脳は適切なタイミングで知覚させるように視聴覚統合処理を行わなければならない.本研究では、主体性が脳内の視聴覚統合過程に与える影響を心理物理実験により定量化した.実験では刺激を発生させるボタンを用意し、それを押す役割を被験者と実験者に与えた.両方の状況で、被験者は視聴覚刺激の時間順序判断をした.結果から被験者の主体性が、刺激の発生タイミングに対する感度を向上させることが示唆された.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2008-05-16
著者
-
茂木 健一郎
ソニーコンピュータサイエンス研究所
-
茂木 健一郎
株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所:東京工業大学大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻
-
箆伊 智充
東京工業大学大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻
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