言語獲得期における語意学習とカテゴリー認知のメカニズム(ソフトコンピューティング及び一般)
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概要
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ヒトは発達の非常に早い段階から,物体の視覚的特徴を見分け,事物の間に類似性を認め,ひとつのまとまりとしてカテゴリーを形成する能力が備わっている.ひとつのカテゴリーに含まれる事物には形,色,テクスチャなどの属性が一様でないものが多く含まれている.しかし乳幼児はそれらの事物が共有している特定の機能に着目することにより,そのカテゴリーメンバのそれぞれに対し同じラベルが適用可能である事実を見出すことができる.本研究では,カテゴリー内で様々な属性を持った事物を刺激として用い,実験を行うことにより,カテゴリー化について乳幼児が持つ能力を明らかにした.そこから言語獲得以前に乳幼児に備わっている認知能力が作用することによって,発話以前の言語理解がどのように進んでいくのかを検討した.さらに,実験の結果より,カテゴリーのメンバを認識する際のプロセスについてRoschの提唱したプロトタイプ効果とも関連付けて考察した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-06-18
著者
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