ナスの花粉発芽に及ぼす培養温度ならびに促成栽培における種子数,収量および果実外観に及ぼす日中加温の受粉の影響(栽培管理・作型)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ナスの花粉の発芽に及ぼす置床後の培養温度の影響について寒天培地上で検討した.花粉の発芽および花粉管の伸長は,花粉の置床直後に発芽適温の25℃で1時間以土経過すれば,その後に15℃に遭遇しても,常時発芽適温で経過した場合と比べて同等であった.一方,置床後に一時的に15℃に遭遇した場合には,その後に25℃に1時間遭遇しても有意に劣ることが示された.ナスの慣行加湿促成栽培における日中の25℃加温と受粉時間帯の果実生産への影響については,11:00〜14:00の3時間の加湿処理中に人為的に授粉することにより,種子数,正常果収量および果実外観は,加温処理外の時間に授粉した場合に比べて有意に向上した.また,それらは11:00〜12:00の1時間の加湿処理時に授粉することだけでも,加湿処理をしない慣行栽培に比べて有意に向上した.
- 2008-07-15
著者
関連論文
- トマトの抑制栽培におけるキオビオオハリナシバチの受粉効果(栽培管理・作型)
- ナスの花粉発芽に及ぼす培養温度ならびに促成栽培における種子数,収量および果実外観に及ぼす日中加温の受粉の影響(栽培管理・作型)
- ナスの促成栽培における日中加温が冬期の稔性花粉重に及ぼす影響(栽培管理・作型)
- ナスの促成栽培におけるキオビオオハリナシバチの受粉効果(栽培管理・作型)
- ナス台木'トレロ'種子のポリエチレングリコール処理と低温処理による発芽促進(繁殖・育苗)
- セイヨウミツバチによる受粉が促成栽培ナスの収量および果実形状に及ぼす影響(栽培管理・作型)