岡崎高厚小論 : 自由民権運動から企業経営へ
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概要
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岡崎高厚(1853〜1904)は,自由民権運動参加ののちにブルジョアジーを目指した人々の,ひとつの典型であった。彼は,立憲政党の領袖として活躍するのと平行して1880年代から代言人活動・企業経営をおこない,90年代には,企業経営に専心するようになる。大阪府会や神戸商業会議所での発言などにあらわれたその理念は,一貫して国家から自由な企業活動の充実にあったが,次第に地域や民衆からは乖離をし,自由民権運動の政治的理想の実現からは遠ざかっていった。
- 松山東雲女子大学・松山東雲短期大学の論文
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