近代芝居小屋の成立と運営
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概要
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日本の近代社会における劇場-芝居小屋は,封建的身分制の「解体」と資本主義の発達のなかで,幕藩体制下とは異なる形態で,まず大都市に成立した。これらの小屋は,政治的圧迫と経済的制約のなかで苦闘しながらも,次第に観客の支持を得ていく。当初は歌舞伎の上演が中心であったが,19世紀末からその他の諸芸能・映画の利用が急増し,20世紀初頭には,歌舞伎をはるかに上回る日数となった。こうした状況のなかで,各地域に芝居小屋が続々と建設された。これらの小屋の多くは,本格的な歌舞伎小屋でありながら,地域の公共ホールの役割をも果たしていった。
- 松山東雲女子大学・松山東雲短期大学の論文
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