介護福祉士の養成課程における共感の理解に関する一考察
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概要
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本稿では、介護福祉士養成施設(保育士養成施設等卒業者1年課程)に在籍する学生に対して、同情という視点から共感を概観し、共感経験尺度改訂版と質問紙による調査、および事例を通しての検討を行った。その結果、同情の傾向の強い共有型がもっとも多く、共感と同情の概念も曖昧であることがわかった。また、実習前と実習後を比較すると、自己評価による共感する力は実習後に低下が見られた。しかし、それは同情という概念を通して、今まで共感していたと考えられていたことに疑問を感じ、場面を再構築するきっかけとなったことによるものであることが考察された。
- 奈良佐保短期大学の論文
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