森林・緑資源の管理と地域対策 : 枠組みの変化と現段階(統一テーマ:国際化・分権化時代の森林管理問題,1997年秋季大会論文)
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概要
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森林・緑資源の利用や管理をめぐる社会構造とその枠組みは,過去40年間において大きく変貌をとげてきた。現代資本主義下において今日ほど「国際化」等複雑な要因がからんで,経営の崩壊と森林管理の放棄が進行している時はなく,その再生と管理問題が重要な政策課題となった。また,森林・緑資源の守り手である山村・林業の危機の進行と一方では環境面での「貧困」問題を抱える都市部の膨張によってみどり環境資源への多面的な要請が高まり,山村と都市(ないしは資本)との関係のあり方があらためて問われている。本論文では,森林・緑資源,林業・山村をめぐる(1)社会構造に規定される枠組みの変化,(2)地域(山村,流域,都市,国,グローバル)との関連,(3)現代の政策の問題点と課題,等について考察してみたい。
- 1997-10-01
著者
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