吃音治療における効果のアセスメントについて : 行動療法の立場から
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概要
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多くの心理臨床に関する報告では、"治癒した"とか"改善された"という表現がよく用いられている。しかし、何を基準にしてそのような判定が下されたのかが明らかにされていないことが多い。科学性、客観性を標榜している行動療法においてはとくに、その基準を客観的に明示し得る必要がある。ところが、Brady(1971)が指摘しているように、多くの文献では大部分が治療手続やプログラムの記述で占められ、治療効果のアセスメントが十分になされていないようである。そこで本稿では、とくに吃音を中心にして、行動療法の立場から治療効果のアセスメントについて論じてみたい。
- 日本特殊教育学会の論文
- 1981-10-20
著者
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