精神薄弱児における音楽的感受性とCA,MA,IQおよび知能構造との関係について
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概要
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本研究は、音楽素質診断テストを実施することにより、精薄児における音楽的感受性とCA、MA、IQおよびいわゆる知能構造との関係について若干の示唆を得ることを目的とした。この結果、以下の諸点が見出された。(1)普通児群の場合、音楽的感受性とCA、MAおよびIQとはほとんど相関がない。しかし、精薄児群の場合、音楽的感受性とMAおよびIQとの間にかなりの相関が認められる。(2)脳損傷型精薄児群と非脳損傷型精薄児群とでは音楽的感受性とCA、MA、IQおよび知能構造との関係においてかなり異なる様相がみられる。これらの結果は今後の研究に示唆するところが大きいと思われるが、方法上の問題において、今後さらに検討されるべき余地が残された。
- 日本特殊教育学会の論文
- 1973-06-01
著者
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