特殊教育にたずさわる教師の専門性についての検討 : 短期研修員へのアンケート調査から
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概要
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本報告は、特殊教育にたずさわる教師の専門性について、平成15年度独立行政法人国立特殊教育総合研究所短期研修知的障害教育コース研修員へのアンケート調査の分析である。アンケートの内容に、児童生徒の理解、授業、保護者の支援、学級運営等の特殊教育にたずさわる教師が必要だと考える項目を取り上げた。現場の教師は、教職経験年数により若干違いはあるが、授業実践力、児童生徒の理解、障害の理解、保護者への対応、個別の指導計画や移行支援計画の作成、教材・教具の開発、アセスメント等が、教師の専門性として大切だと考えている。専門性を身につけるためには、研修を積むことが特に大事だと考えており、教職経験を積み重ねる中で、個人としての専門性だけでなく、学校(組織)としての専門性を考える視点が入ってくることがわかった。今後、幅広い層の教師に問いかけていくことも、専門性の底上げを図っていく上で有益となろう。
- 三重大学の論文
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