感性情報に基づくバレエの腕動作に関する研究 (情報表現学科特集号)
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概要
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コンピュータグラフィクスによるキャラクタの動作作成において、モーションキャプチャリングなどを用いた写実的データのみならず、受けての感性に訴求する表情豊かなアニメーションの実現が重要である。コンテンツ制作においては、同種の動作でも副詞句などで表されるような感性情報に対応する表現の変化を、演出に応じて柔軟に作成する必要が生ずる。しかし既存アプリケーションを用いた従来手法では、微妙な表現の変化に対応するには、すべてを最初の段階から作り直さなければない。そこで本論文では、副詞句や形容詞句で表されるような感性情報に応じた動作を、運動パラメータの変換操作により半自動的に作成することを将来的に視野に入れ、まず感性情報とそれに対応する基本的な動作の関係を研究する。感性に対応する動作の実験として、バレエにおける腕の羽ばたき動作を取り上げる。複雑な感性情報に対し要素分解を試み、「強い」「弱い」を含む感性の要素に一次元的に対応する動作を編集により作成する手法とその可能性について述べる。
- 2004-12-24
著者
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