学生の授業評価に基づく授業改善の試み : 講義型受動的学習型から能動的学習型への展開
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概要
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本研究では,学生による授業評価を前期授業で行い,その評価結果に基づいて後期授業の改善を行うことによって,学生の授業評価,自己評価,満足度,成績に変化が見られるかについて検討を行った.後期授業における改善方法としては,学生参加型授業の方法が用いられた.具体的には,1)プレゼンテーション・ソフトウェアによる講義時間を削減,2)学生による実演形式の学習を導入,3)実演後にビデオフィードバック及び学生相互による評価を行う,の3点である.その結果,授業評価の「わかりやすさ」「授業進度」「授業の構成」「学生への対応」,自己評価の「学習内容の理解」,「授業に対する満足度」の評価が有意に高まった.このことから,講義型授業に学生参加型の能動的学習型授業の要素を取り入れることで,学生の授業評価は改善することが示された.
- 高知リハビリテーション学院の論文
- 2008-03-31
著者
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