脳発育期に曝露した低濃度トルエンが電撃高回避ラットの学習に及ぼす影響
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概要
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THA (Tokai High Avoiders) rats were exposed in the exposure chambers to 100 and 500ppm of toluene and air for 7h every day from 13th day of gestation to 48d of age. After the termination of toluene exposure, Sidman avoidance test was conducted on the rats for 10d from 49d of age (first test series), 100d of age (second test series) and 150d of age (third test series). The results obtained are as follows. 1) No difference could be observed between the toluene exposed groups and controls in the initiation of pinna detachment, primary coat of downy hair, incisor eruption and eye opening. The body weight of the 100ppm exposed group was slightly greater than that of the control and the 500ppm exposed group. No difference was indicated between these three groups in reflex and locomotor activity. 2) Avoidance learning: Avoidance rate in the two exposed groups of male rats was significantly lower than those in the control during the 60min of the test in the first test series. The magnitude of individual variations of avoidance rate in the two exposed groups of male rats was also remarkably greater than that of the control. No difference was seen between the two exposed groups in both avoidance rate and magnitude of avoidance variation. In the second and third test series, the avoidance rate of the two exposed groups still did not attain the control levels during the period of the test series. In female rats, the avoidance rate of the two exposed groups during the first 30min of the test in the first test series was slightly lower than the control. This difference in avoidance rate observed between the exposed groups and the control disappeared during the latter 30min of the test. In the second and third test series, the avoidance rate of both exposed groups reached the control level during the test period. It may be concluded from the foregoing findings that 100ppm and 500ppm toluene exposure during the fetal and suckling periods affects learning in the rats after termination of the growth period, and that the learning disorder still remained as long as 100 days after the end of toluene exposure, although the effect decerased gradually. It was also observed that this learning disorder appeared more distinctly in male rats than in female rats.
- 社団法人日本産業衛生学会の論文
- 1986-11-20
著者
-
相川 浩幸
東海大学医学部地域・環境保健系
-
吉田 貴彦
東海大学医学部地域・環境保健系
-
吉田 貴彦
旭川医科大学 医学部 健康科学講座
-
吉田 貴彦
東海大学 医学部環境保健学部門
-
相川 浩幸
東海大医 環境保健
-
相川 浩幸
東海大・医・環境保健
-
鈴木 久美子
東海大医衛生
-
相川 浩幸
東海大学医学部衛生学教室
-
相川 浩幸
横浜市環境科学研究所
-
相川 浩幸
東海大学 医学部環境保健学部門
-
吉田 貴彦
東海大学医学部地域環境保健学
-
重田 定義
東海大医環境保健
-
三澤 哲夫
東海大医環境保健
-
三沢 哲夫
東海大学 環境保健医
-
三澤 哲夫
東海大学医学部衛生学教室
-
重田 定義
東海大学医学部衛生学教室
-
百溪 浩
東海大学医学部衛生学教室
-
鈴木 久美子
東海大学医学部衛生学教室
-
重田 定義
東海大学医学部環境保健学部門
-
吉田 貴彦
東海大学医学部
-
百渓 浩
東海大学医学部衛生学教室
-
相川 浩幸
東海大学医学部・環境保健
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