28SリボソームRNA遺伝子を用いたPCR-SSCP法による神奈川県で採取したヤマビル(Haemadipsa zeylanica var. japonica (Whitman))の媒介動物としてのシカとイノシシ
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概要
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28SリボソームRNA遺伝子を用いたPCR-SSCP法により神奈川県で採取した37匹のヤマビル(Haemadipsa zeylanica var. japonica (Whitman))体内の12種の野生動物とヒトに対する特異バンドの検出について調べた.ヤマビル体内にシカ,イノシシおよび両者への特異バンドを示す例数が46% (17/37), 38% (14/37), 35% (13/37)であった.さらに,シカまたはイノシシのみに一致する例が各々11% (4/37)または3% (1/37)であった.これらのことは秋田県における主要吸血動物としてのカモシカとは異なり,神奈川県ではイノシシとシカの両者を吸血源としてヤマビルが繁殖,増加していることを示している.
- 2008-03-15
著者
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谷 重和
イカリ消毒株
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佐々木 脩
Laboratory of Animal Hygiene, Akita Prefectural University
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谷 重和
IKARI Environmental Group, Institute for Environmental Culture
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佐々木 脩
Laboratory Of Animal Hygiene Akita Prefectural University
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谷 重和
東海大学 医学部医学科専門診療学系皮膚科学
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佐々木 脩
Laboratory Of Animal Anatomy Department Of Animal Science Akita Prefectural College Of Agriculture
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