「子どもという人間」への理解 (1) : トン・ベークマンの現象学的教育学
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概要
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本稿では,教師の専門性の基礎を子どもという人間の理解に位置づける。ここでの子どもを理解することとは,生活世界において子どもによって生きられている意味を理解することを指す。そこで,子どもの生活世界を理解するための方法として,ユトレヒト学派の継承者の一人であるトン・ベークマンの「参与的経験」の方法について,「子どもの風景への参入という経験」として捉える視点から考察を行う。この視点を用いることによって,ベークマンの現象学的な子ども理解が教育的タクト豊かな行為へとつながることを明らかにしたい。
- 大阪樟蔭女子大学の論文
- 2008-01-31
著者
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