看護学生が捉えた小児がんの子どもの家族に対する看護援助
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概要
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本研究は、看護学生が小児がんの子どもの家族をどのように捉え、どのような看護援助の方向性を導きだしているのかを明らかにすることを目的に行った。看護学生に対して自由回答式質問紙を配布し、得られたデータは質的に分析を行った。看護学生は、小児がんの子どもの家族を〔孤立しがち〕〔耐えがたい状況〕〔悲しみを抑えている〕〔子ども中心の生活〕〔なんでもしてあげたい〕〔一分一秒でも一緒にいたい〕と捉えていた。また、小児がんの子どもの家族への看護援助として、〔家族の身体的負担の軽減〕〔家族の日常生活の保障〕〔家族に自由な時間を過ごしてもらう〕〔精神的安定を図る〕〔家族の闘病意欲を支える〕〔家族間の思いの表出の調整〕〔同じ疾患の家族との交流を促す〕〔家族としての役割を果たせるように関わる〕〔子どもが笑顔になれるように関わる〕9つを捉えていた。看護学生は、小児がんの子どもの家族の身体的負担の軽減を図れるように日常生活を保障し、また、付き添っている母親だけでなく家族全員に対して精神的ケアが必要であると捉えていた。小児がんの子どもの家族が孤独な状況におかれていると推察し、家族同士の思いの表出や同じ疾患の家族との交流を促したり、闘病意欲を高めるような援助を行っていた。
- 宮城大学の論文
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