11.慢性疾患をもつ子どもの学校生活への適応を支える家族の支援行動の特徴
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概要
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本研究の目的は、慢性疾患をもつ子どもの家族が子どもを学校生活に適応させるために行っている支援行動の実態を明らかにすることである。慢性疾患をもつ小学校から高等学校に通学している子どもの家族118名から回答があった(回収率92.2%)。データ分析は、記述統計、推計統計を行った。慢性疾患をもつ子どもの学校生活への適応を支える家族の支援行動は8つあり、構成概念の得点率をみると、上位5つは身体的・精神的側面に働きかける支援行動であり、下位3つは社会的側面に働きかける支援行動であった。慢性疾患をもつ子どもの家族は、健康な子どもと同様の学校生活を送ることができるように、体調管理を行ったり、精神的サポートを行いながら、子ども自身が療養行動を自立して行うことができるように関わっていた。
- 宮城大学の論文