一意復号可能なRabin暗号とRSA暗号の比較検討
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概要
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Rabin暗号は,素因数分解の困難性を利用した暗号であり,暗号化がRSA暗号と比較して簡単であるという特徴を持っている.しかし,暗号文の復号が一意的でないという欠点を持っている.この欠点を解消する,一意復号可能なRabin暗号は既に提案されている.この一意復号可能なRabin暗号とRSA暗号を計算機上に実装し,鍵生成,暗号化および復号の処理速度を比較した.その結果,特に暗号化速度の点でRabin暗号のほうが,RSAよりも断然有利であることを明らかにした.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2007-11-15
著者
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