組織のITケーパビリティ評価での対象プロセス選定手法 : 戦略コンサルティングで用いる絞り込み手法を応用(Web 2.0時代における情報システム構築の現状と未来)
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概要
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最近いろいろな場面で外部機関による組織のITケーパビリティのアセスメントが行われている.その際にプロセスの視点でアセスメントすることが多い.ところが,対象となるプロセスが明確になっていないケースが多く,必要以上に多くのプロセスを選定してしまうケースや必要なプロセスが漏るケースもある.本論文では,戦略コンサルティングファームで用いられている絞り込み手法を応用してプロセスを選定する手法を提案する.すなわち,プロジェクトの冒頭で行われる顧客レクチャーや提案依頼書の情報から必要なプロセスを取捨選択し,他社での同様のコンサルティング案件から知り得た問題の原因で作成したイシューツリーとのマッチングを行い,プロセスを絞り込む手法である.この手法を実際のプロセスアセスメントに応用したところ,CMMIの段階表現など決まったプロセスをアセスメントするのとほぼ同等の時間で納得のいくアセスメントプロセスを選定することができた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2007-11-23
著者
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