果糖は健康に良いのか悪いのか?
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概要
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本研究では果糖について、摂取量と活動とのエネルギー収支による体重調節と生体への影響を検討した。果糖摂取は食事誘発性産熱の増大と血糖上昇の抑制およびインスリン分泌の低下などによって、体重増加や肥満の防止が認められた。一方、果糖の摂取は肝臓グリコーゲンおよび筋肉グリコーゲンの合成を高めることを明らかにした。従って、果糖は肝臓機能を高め、筋肉グリコーゲンを増大する栄養機能があると考えられる。今回の研究結果から、健康維持と生活習慣病予防には、果糖の摂取量を見直すことの大切さを浮き彫りにした。
- 県立広島大学の論文
著者
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加藤 秀夫
広島女学院大学
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森 朝美
県立広島大学大学院総合学術研究科
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鄭 継華
Graduate School of Synthetic science Prefectural Hiroshima University
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森 朝美
Graduate School of Synthetic science Prefectural Hiroshima University
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樹山 敦子
Graduate School of Synthetic science Prefectural Hiroshima University
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加藤 秀夫
Graduate School of Synthetic science Prefectural Hiroshima University
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鄭 継華
県立広島大学大学院総合学術研究科
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加藤 秀夫
県立広島大 大学院総合学術研究科
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