海洋生物地理情報システムOBIS日本ミラーサイトの現況 : 海洋における外来種問題の視点から(保全情報)
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概要
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海洋生物の観測は20世紀初頭から行われており、これまでに蓄積された世界の博物館標本情報や、海洋生態系構成要素の観測情報を全球規模で集約することにより、過去100年以上にわたる期間の海洋生物の動態をモニターするとともに新たに発見された生物種とその分布に関する情報を把握することができる。さらに将来の生態系の変動予測にこれらの観測情報を活用することが期待される。こうした生態系情報の有効活用を目指して、現在200あまりの海洋生物データベース保持機関の国際共同研究により、データベースポータルOBISが稼動している。本論文では、このデータベースポータルの日本側ミラーサイトの現況を紹介するとともに、海洋生物の外来種侵入問題を事例として情報活用のあり方について検討を行った。
- 2007-11-30
著者
-
五箇 公一
国立環境研究所
-
松永 恒雄
国立環境研究所
-
白山 義久
京都大学フィールド科学教育研究センター瀬戸臨海実験所
-
志村 純子
国立環境研究所
-
開 和生
国立環境研究所
-
Zhang Yunqing
Rutgers State University of New Jersey
-
開 和生
独立行政法人 国立環境研究所
-
五箇 公一
国立環境研
-
白山 義久
京大 フィールド科学教育研究セ 瀬戸臨海実験所
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