ペレニアルライグラスの再生に及ぼす追肥量の影響 : I.生育並びに窒素含有率の推移と刈取適期
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概要
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追肥量の異なるペレニアルライグラスの2・3番草の生育並びに窒素含有率の推移を各8週間調査し,それらの刈取適期を検討した。生育・収量並びに窒素含有率の推移は全て3次の回帰式に有意に適合したので,それらの回帰式を用いて平均生産力(生体部収量/刈取後日数)の最大期と生体部収量の最大期を求め,それらの時期の生育状態や窒素含有率も算定した。多肥条件下では,平均生産力の最大期が枯葉多発の直前にも当たり,刈取適期と考えられた。その時期は刈取後2番草では5.5週,3番草では4.8週で,それらの時期の草丈は46,41cm,LAIは6.6,5.9,透光率は4.8,4.2%であった。少・中肥条件下では,平均生産力が比較的高くNの乾物生産効率(生体部収量/N吸収量)も高い生体部収量の最大期が刈取適期と考えられた。その時期は刈取後2・3番草の少肥条件では6.8,7.0週,中肥条件では6.8,6.7週で,それらの時期になっても,各区とも草丈とLAIが小さく,透光率は高く,枯葉の発生が少なかった。
- 日本草地学会の論文
- 1984-01-31
著者
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