成人喘息患者のコントロール認識に焦点を当てた学習支援プログラム
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概要
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喘息に対するコントロール認識に焦点を当てた学習支援プログラムを考案し,実施して,修正することを目的とした。コントロール認識とは,喘息やその増悪時に対処する能力に対する個人の認識を指す。プログラムは先行研究をもとに考案したもので,対象者間での話し合い,情報提供,喘息関連の書籍などの活用で構成されている。女性患者3名1グループを対象に,約1時間のセッションを計4回行った。プログラム前後での質問紙調査と,セッション中の会話等の内容分析を行った。その結果,対象者の吸入ステロイド薬に対する嫌悪感は軽減し,有効性の認識が高まり,使用継続に繋がる傾向が見られた。また内容分析より,対象者は,自己の体験や認識の振り返り,新たな情報の獲得や新たな自己管理行動の実践,否定的感情の表出,自分にはない体験の共有等を学習,体験していた。
著者
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