国際政治経済学の新展開
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿の目的は寺崎(1997)の国際政治経済学の定義に基づいて、簡単な文献サーベイを行うことにある。国際政治経済学に関する理論的な文献は、(1)政経連関や経政連関や相互連関を論ずる叙述的なものと(2)従属変数を独立変数によって説明しようとする実証分析的・計量分析的なもの、及び(3)貿易政策の決定という国際政治上の問題を公共選択アプローチで理論的に説明するものなどに分けられる。(3)の叙述的な研究方法としてはさまざまな政経連関・経政連関・相互連関すなわち国際政治経済の因果関係を多種多様な情報を網羅的・羅列的に用いて論述する方法が伝統的であり、主流であり、一般的である。本稿では(2)(3)の例として、2.で多重的連鎖的政経連関に関する計量分析、3.で第1種経政連関に関する実証分析・理論分析、ならびに4.で第1種政経連関に関する純粋理論分析、5.で第2種経政・政経連関に関する純粋理論分析を取り上げる。
- 目白大学の論文
著者
関連論文
- 株価決定に関する一考察
- オーガニゼーション・マン(組織のリーダー)のモチベーションに関する一考察
- 「中国経済の展望」
- 効率賃金と失業を伴う拡大効果
- 研究開発費の会計基準に関する一考察
- インタンジブルズ評価に関する覚書
- タイムリー・ディスクロージャーの諸問題
- 最適情報開示に関する一考察
- 企業活動とステークホルダーのモニタリングに関する覚書(社会科学)
- 日中貿易の品目別展望
- 日中貿易の巨視的展望
- 中立的保護貿易政策
- 国際公共財概念に関する一考察
- 同盟に対する国際公共財の供給
- 国際政治経済学の新展開
- 国際文化逓増と国民文化逓減に関する一考察
- ベトナム労働市場の現状と課題
- ギリシャ経済の現状と課題
- 21世紀前半の日本経済の展望