国際文化逓増と国民文化逓減に関する一考察
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概要
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国際文化と国民文化の将来展望に関して一様な国際文化が地球規模で浸透して行くという見解と、そのようなことにはならないという対立見解とがある。こうした対立する見解が存在するのは議論の対象となる用語の定義が不明確・不十分であったり、あるいは省略されていたり、さらにはその議論の前提となる仮定が明示されていなかったりするためである場合が多い。本稿では「文化」、「国際文化」、「国民文化」、「国内文化」、「経済発展」といった議論の対象となる用語ならびに文化の量的概念を明確に定義し、その上で二十一世紀の展望として、発展途上諸国の経済発展とともに国際文化が逓増し、国民文化が逓減することが「国際文化逓増=国民文化逓減命題」として論証される。さらに補論としてこの命題を補助する「国際文化の優位性」、「国際文化の生成速度」並びに「国際文化の非可逆性」といった概念が提示される。
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