気分線画評定尺度(MFAS)作成のための基礎的研究 : 24歳以下の女性を対象として
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概要
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本研究の目的は、気分を測定するための線画を選定することである。Sarbin & Hardyck (1953)が考案した20の線画について、Sensory Pleasure因子とActivity因子(柏木、1963)に基づくイメージ調査と気分調査票(坂野ら、1994)を実施した。被験者は24歳以下の女子大学生であった。その結果、クラスター分析により6類型の線画が見いだされた。6類型の線画は気分調査票の得点(特に、疲労感因子と抑うつ因子)と関係していることが示唆された。本研究により、6種類の線画カードを利用した気分線画評定尺度(Mood Figure Assessment Scale)作成のための基礎的資料が得られた。
- 目白大学の論文
著者
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渋谷 昌三
目白大学社会学部
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藤巻 貴之
松蔭大学経営文化学部
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渋谷 昌三
目白大学人間社会学部
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小池 眞規子
目白大学人間社会学部
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藤巻 貴之
目白大学大学院心理学研究科
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小池 眞規子
目白大学 人間学部
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