中国北西部の黄土高原の雲霧山に自生するムラサキモメンズル(Astragalus adsurgens Pall.)集団の生育地
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概要
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マメ科植物のムラサキモメンズル集団が自生する生育地の特性を明らかにするために、雲霧山の異なった斜面において低木ステップの植生を1990年に調査した。主成分分析法を植生データに応用した。土壌も採取し、分析した。なお、この研究は、黄土高原の緑化に関するプロジェクトの一環である。ムラサキモメンズルの自生集団は、北向きの斜面にのみ生育していたので、腐食に富んだ、土壌水分の高い場所にのみ生育できるものと思われる。土壌pHはムラサキモメンズルの分布にほとんど影響をおよぼさなかった。さらに、ムラサキモメンズルと他の草種との関連性にっいても検討した。
- 帯広畜産大学の論文
- 1992-11-20
著者
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喜多 富美治
北海道大学
-
高橋 英紀
Graduate School of Earth Environmental Science, Hokkaido University
-
鄒 厚遠
中国科学院西北水土保持研究所
-
程 積民
中国科学院西北水土保持研究所
-
本江 昭夫
Department of Agro-environmental Science, Obihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine,
-
喜多 富美治
Emeritus of Hokkaido University
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鄒 厚遠
Northwestern Institute of Soil and Water Conservation, Academia Sinica
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程 積民
Northwestern Institute of Soil and Water Conservation, Academia Sinica
-
趙 志義
Yunwu Mountain Pastoral Preserve Station, Guyuan Country
-
趙 志義
Yunwu Mountain Pastoral Preserve Station Guyuan Country
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