在宅介護場面で働く1級ホームヘルパーの専門性に関する基礎的研究 : 公的介護保険導入前の質問紙調査から
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概要
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本研究は、平成12年4月より導入される公的介護保険制度に向け、現在ホームヘルパー1級の資格を有する人たちが、介護保険導入後、ホームヘルパーとしての職種とホームヘルプサービス内容についてどのように考えているかその実態を明らかにするものである。1級ホームヘルパーに限定して公的介護保険導入に伴う今後の展望について質問紙調査を行った結果、次のことが明らかになった。(1)公的介護保険導入後、滞在型ホームヘルパーが減りスポット対応型ホームヘルパーが増えることが予測される。そのため、利用者の状況を全体的に認識し把握することの有効なホームヘルプサービス内容が提供できなくなる。(2)公的介護保険導入後は利用者の生活全般を援助の対象にしつつも、実際は利用者の生活全般を認識できるヘルパーは減ると考えられている。(3)公的介護保険導入後は医療行為を行うケースが増えると予測される。(4)ホームヘルパーの業務には専門性があると考えられている。
- 東海大学の論文
著者
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浜端 賢次
東海大学健康科学部看護学科
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藏野 ともみ
大妻女子大学人間関係学部人間福祉学科
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藏野 ともみ
大妻女子大学人間関係学部人間福祉学科人間福祉学専攻
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大月 和彦
東海大学健康科学部社会福祉学科
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本郷 澄子
東海大学健康科学部社会福祉学科
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