介護業務におけるソーシャルワーク機能の問題 : 在宅介護の事例を通して
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概要
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介護福祉の領域は施設や在宅等、社会福祉が展開される多岐の場面にわたるが、本稿では、いわゆるホームヘルプサービスが中心となる在宅介護の場面での介護福祉におけるソーシャルワーク機能について考察する。従来、介護とは利用者の身体的介助(介護)を意味することが一般的であったが、介護福祉士制度の導入により、身体的介助を中心としながらもより専門性が認知される介護福祉の領域が開拓されてきた。本稿では、介護福祉士が身体的介助のみならず、ソーシャルワークの機能とされる専門職種間のコーディネート等、複数の社会資源を調整することによって利用者のニーズを実現することに成功した事例を通し、介護福祉領域におけるソーシャルワーク機能の有効性を検討する。また、現状において介護福祉士がソーシャルワーク機能を有する上での問題点についても言及する。
- 東海大学の論文
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