大腸癌の手術を受けた女性患者が抱える問題
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
大腸癌の女性の抱える問題について明らかにされているものは見あたらず、今回、手術後の患者へのインタビューをもとに内容を分析した。分析の結果、大腸癌の手術を受けた女性患者は問題を積極的に解決する行動は少ないが、できるだけ情報を得て活用したいという希望はあることがわかり、問題点を明らかにしていくことが重要であることがわかった。患者の抱える問題のカテゴリーとして、1)排便の障害に対する苦痛、2)再発や予後への不安、3)患者の自己像に関する期待と現実の差異、4)患者自身の演じる患者役割と家族が求める患者役割の差異が挙げられる。個々の患者の問題を解決する手がかりを明らかにするためには、各カデゴリーに含まれる特性のうち、顕在的なものの程度から該当する問題カテゴリーの推測をし、さらに推測されたカテゴリーに含まれる潜在的な特性の程度を確認することによって問題を追究していくことができると示唆された。
著者
関連論文
- 腸管出血性大腸菌O157:H7に対する ガングリオシドの感染防御効果
- 腸管病原性及び毒素原性大腸菌に対する乳中ガングリオシドの感染防御効果
- 阪神・淡路大震災ボランティア体験報告 : 震災後6ヵ月を経過した東灘保健所での活動
- 看護大学生の困難な問題とコーピング : 追跡調査結果から
- 看護大学生の実習時における困難な問題とコーピング
- 無菌マウスにおける真菌とウイルスとの重複感染
- 大腸癌の手術を受けた女性患者が抱える問題
- 基礎看護学実習Iにおける学びと将来的学習課題
- 腸管出血性大腸菌O157:H7に対する ガングリオシドの感染防御効果