神奈川県内の社会福祉士に関する現況調査結果に見る専門職団体に求められる役割
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
2002(平成14)年に神奈川県社会福祉士会が実施した県内社会福祉士の現況調査に関わった。その調査結果を報告することで、社会福祉士の専門性向上のために専門職団体がはたすべき役割について考察し、養成教育機関との連携についても若干の提言を加えたい。調査結果からは福祉系大学を卒業した若い社会福祉士をはじめとする多くの社会福祉士が、資格の将来や資格の意義に不安を感じ、自己の専門性を発揮する場を模索している姿が浮かび上がった。属性による研修ニーズの違いも示唆され、専門職団体の研修のあり方に一定の方向性を与えるデータを得ることができた。また実習教育に関する課題も明らかになったことから、専門職団体と養成教育機関が協働して、社会福祉士の専門性向上に資する取り組みを展開していくことが求められていると言えよう。
- 東海大学の論文
著者
-
西原 留美子
東海大学健康科学部社会福祉学科
-
岩崎 晴子
横浜市
-
佐久間 志保子
育生会技術専門学校
-
旗手 かよ子
横浜市福祉サービス協会
-
本多 洋実
日本体育大学体育学部
-
山崎 智美
社会福祉法人母子育成会
関連論文
- 社会福祉援助技術現場実習の指導内容に関する調査報告(2)
- 社会福祉援助技術現場実習の指導内容に関する調査報告
- 成年後見活動において身上に配慮した生活支援のあり方を決定する際のアセスメント項目の研究 : 社会福祉士を対象とした聴き取り調査の分析 その1
- 神奈川県内の社会福祉士に関する現況調査結果に見る専門職団体に求められる役割
- 社会福祉学科実習科目の運営における「実習センター」の機能について