ラット下垂体におけるアクアポリンの発現(解剖学)
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概要
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ラット下垂体において水チャネルタンパク質,アクアポリン(AQP)1〜9のサブタイプの発現および局在を観察した.RT-PCR法により,AQP1,AQP3,AQP4,AQP5のmRNAが確認された.さらに免疫組織化学を行ったところ,AQP1は血管内皮に発現がみられた.AQP4はラトケ嚢遺残腔の辺縁細胞と前葉および後葉の支持細胞に発現が認められた.AQP5は辺縁細胞に点在していた.以上の結果は複数のAQPサブタイプが下垂体の水輸送に関与している可能性を示唆している。
- 2007-11-25
著者
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桑原 佐知
大阪府立大学大学院農学生命科学研究科獣医解剖学研究室
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前田 誠司
東京大学農学部
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早川 徹
兵庫医科大学 第1解剖
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前田 誠司
兵庫医科大学解剖学第一講座
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田中 宏一
兵庫医科大学解剖学第一講座
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早川 徹
兵庫医科大学 解剖学第一講座
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関 真
兵庫医科大学解剖学第一講座
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桑原 佐知
兵庫医科大学解剖学第一講座
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